性病検査・治療について

クラミジア

初期には症状はほとんど出ませんので、検査しないと感染しているかどうか分かりません。
子宮以外にも咽頭(のど)に感染していることもあります。
感染の可能性のある性行為から2～3日後の検査が望ましいです。

子宮の検査は、綿棒で子宮の入り口を擦るだけです。痛みはありません。
のどの検査はうがいでできます。

検査の結果は、翌日～3日後となります。
※検査結果は、来院していただくか、「検査結果のお問い合わせ」メールで確認することもできます。

治療は、薬を飲めばほどんどの場合、治ります。

淋菌(淋病)

初期には症状はほとんど出ませんので、検査しないと感染しているかどうか分かりません。
子宮以外にも咽頭(のど)に感染していることもあります。
感染の可能性のある性行為から2～3日後の検査が望ましいです。

子宮の検査は、綿棒で子宮の入り口を擦るだけです。痛みはありません。
のどの検査はうがいでできます。

検査の結果は、翌日～3日後となります。
※検査結果は、来院していただくか、「検査結果のお問い合わせ」メールで確認することもできます。

治療は、30分程度の点滴を1回すればほとんどの場合、治ります。

トリコモナス

主に性交で感染しますが、まれに浴槽や便器などを介しても感染することがあります。
異常な色のおりものが増えて臭いがする、膣内がかゆい・痛いが主な症状です。
検査はおりものを顕微鏡で見ればすぐに分かります。診察中に診断がつきます。

カンジダ

外陰部が赤くなりかゆみ、痛みが生じます。おりものが増えて塊となることもあります。
性交痛があるときも膣内のカンジダが原因となっている場合があります。
抗生物質の服用後に発症するケースが多いです。
検査は、おりものを顕微鏡で見ればすぐに分かります。診察中に診断がつきます。

性器ヘルペス

外陰部に痛みのある潰瘍や水泡ができることが多いです。
熱が出たり、足の付け根のリンパ節が腫れて痛むこともあります。
できものを見ればすぐに診断がつきます。
治療をすれば1週間程度で症状は治まりますが、再発を繰り返すケースもあります。

梅毒

外陰部、手の平や体に色々なできものが生じることが特徴です。
赤い湿疹に似ている場合もあります。

但し、無症状の場合もあるので注意が必要です。疑わしい症状がある場合は、すぐに検査することをお勧めします。無症状の場合は、感染の可能性のある性行為から約1ヵ月後の検査が望ましいです。
あまり早く検査しても検査にひっかからないことがあります。血液検査で診断が可能です。

検査の結果は、翌日～3日後となります。
※検査結果は、来院していただくか、「検査結果のお問い合わせ」メールで確認することもできます。

HIV
(エイズの原因となるウイルスです)

初期には症状がないことが多いです。ときに発熱や倦怠感などかぜに似た症状が生じることもあります。
感染の可能性のある性行為から1か月半～2か月後に検査することをお勧めします。あまり早く検査しても検査にひっかからないことがあります。
血液検査で診断が可能です。

B型肝炎ウイルス

血液を採取して検査します。

検査の結果は、翌日～3日後にでます。
※検査結果は、来院していただくか、「検査結果のお問い合わせ」メールで確認することもできます。

ヒトパピーローマウイルス(HPV)

性交で感染して子宮頚がんのなどの原因になるウイルスです。
検査はブラシで子宮の入り口をこするだけの簡単なものです。痛みもありません。

このウイルスには100種類くらいのタイプがあり、タイプによって起こる病気も違ってきます。
例えば、16型や18型などは子宮頚がん、6型や11型はコンジローマ、２型や４型は手足にできるイボ、3型や10型は顔にできる平らなイボ（青年性扁平疣贅といいます。）の原因となります。

検査はこのうち子宮頚がんを起こす16型や18型などのハイリスクタイプに感染しているかどうかを調べます。