トリコモナスの治療

大阪なんばの婦人科星光クリニック
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トリコモナスの治療

治療には、フラジールという膣剤と飲み薬を10日間使います。トリコモナスは主に膣内にいますが、子宮の入り口(子宮頚管)、バルトリン腺、膀胱や直腸といった膣の周囲にもトリコモナスがいる可能性があるので膣剤だけでなく飲み薬も一緒に使って治療します。フラジールの内服薬を使っているときはお酒を飲むことはできません。吐気や不快な気分などの副作用が起きる可能性があるためです。また、妊娠中は飲み薬を使えないので膣剤だけを使います。治療が終わってから2週間後くらいしてから治っているかどうかを確認するために再度検査を行います。たいていは1回の治療で治ってしまいます。

トリコモナスは性感染症なので主に性交によって感染しますが、まれに衣類やタオル、お風呂や手指などを介して感染する場合もあります(間接感染)。

トリコモナスになると黄色や緑がかった悪臭のあるおりものが増えることが多いです。ときにおりものにたくさんの細かい泡ができている場合もあります。また膣の壁が炎症を起こして赤くなって痛みがあることが多いです。見ただけでトリコモナスの可能性が高いと分かることもありますが、おりもの(帯下)を顕微鏡で観察してトリコモナス原虫が見つかれば診断がつきます。

男性がトリコモナスをもっていてもほどんど症状がでませんので注意が必要です。