お腹のサイズの増加(腹部膨満)

お腹の周囲が増加すると自覚症状としてはお腹がはった感じが生じます(腹部膨満感)。
ただし、実際にお腹の周りが増えていなくても腸の動きが悪くなったり、お腹に炎症などが起きれば腹部膨満感だけが生じる場合もあります。

腹部膨満の原因には妊娠、肥満、便秘などが多いですが、それら以外にもお腹の中で出血して血液がたまった場合、水がたまった場合(腹水)やでき物(腫瘍)が生じたときにもお腹周りのサイズが増えます。
お腹の中の出血で婦人科に関係するものでは、排卵に伴って卵巣から出血する場合や排卵後に卵巣にできる黄体の中に血液がたまってそれが性行為などをきっかけに破れて出血するケースが比較的多く見られます。
その他、子宮外妊娠の中絶などでも出血が起きます。
卵巣がん等ではお腹の中に水がたまることがあります。
子宮筋腫や卵巣腫瘍で腫瘍のサイズがかなり大きくなれば腹部膨満や腹部膨満感が生じることがあります。

婦人科的な病気以外にも腸にできた腫瘍や尿が出にくくなって膀胱充満することも腹部膨満の原因となります。

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