カンジダのような感染がなくても外からの刺激、女性ホルモンの減少、ストレスなどによっても性器にかゆみがでることがあります。
外陰部に接触して刺激するものは何でもかゆみの原因となる可能性があります。下着、おりものシートだけでなく尿、せっけんや治療に使っている軟膏や消毒液、ときにコンドームなどがかゆみを起こしている場合があります。物が接触して炎症を生じている場合を接触皮膚炎といいます。また皮膚どうしが接触して炎症を起こしてかゆくなっているケースもあります(間擦疹)。その他、全身的なアレルギー疾患によってもかゆみが出る場合もあります。
物が接触している部分が赤くなって強いかゆみが生じ、腫れていることもあります。
接触皮膚炎の場合は、早期であれば原因となっているものを避けてステロイド軟こう等の外用薬を1週間ほど塗れば治りますが、放置して炎症が長引くと皮膚が厚くなる苔癬化と呼ばれる慢性湿疹の状態になり長期間の治療することが必要となります。