外陰部が赤くなり、腫れ、かゆみ、ヒリヒリ感や痛みがあるときは外陰炎の可能性があります。原因は、下着やナプキンなどの生理用品、おりもの(帯下、オリモノ)や軟膏などの薬の刺激によっても起こることもありますが、細菌、カンジダなどのカビ類、毛じらみなどの寄生虫、ヘルペスなどのウイルスの感染によることが最も多いです。外陰部の皮膚は、もともと細菌などの感染には抵抗力がありますが、引っかき傷、湿疹、女性ホルモン（エストロゲン）の減少や糖尿病のような持病があるときは、外陰部の皮膚や粘膜の抵抗力が落ちて細菌などに感染しやすくなります。外陰に炎症があるときは、同時に膣にも炎症（膣炎）がある場合が多いです。この場合には、外陰炎と膣炎を同時に治療する必要があります。適切な薬を使えば、１週間くらいで治ります。

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