子宮頚がんの検査(精密検査、コルポスコピー検査)

子宮頚がんの細胞診などで異常が見つかったときは、さらに精密検査が必要になる場合があります。
精密検査の1つにコルポスコピー検査というものがあります。コルポスコピーという子宮の入り口付近を拡大して見ることができる装置で病変があるかどうかやある場合はどこまで広がっているかを詳しく観察する検査です。とくに子宮の入り口に酢酸という酸を塗ると病変がよく分かるようになります。
子宮頚がんは移行帯と呼ばれる一定の部分に発生することが分かっていますのでその部分を中心に観察します。
コルポスコピーで白い部分(白色上皮)、赤い点(赤点斑)、モザイクやちぎれたような異常な血管(異型血管域)が見えれば、その部分に異形成やがんといった病変がある可能性が非常に高くなります。
ただし、人によってはコルポスコピーで移行帯が全部見えなかったり一部分が見えなかったりします。また、異常な部分が見えてもそれがどこまで広がっているか分からない場合もあります(コルポ不適例)。

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