性交のときの痛み(性交痛)の原因について

性交のときや性交が終わった後にでる痛を性交痛といいます。性交痛を感じる場合は、まず何かの病気がないかどうかを検査する必要があります。
痛みがでる部位によって原因が異なります。

皮膚の表面に痛みがでるときは、外陰部の皮膚の湿疹や皮膚炎、バルトリン腺炎などが考えられます。

膣の中が痛いときは、カンジダやトリコモナスのような病原微生物の感染・増殖による膣炎が原因として最も多いです。
生まれつき処女膜が強靭であるとか膣が短いといったことも痛みの原因になります。
高齢者では、女性ホルモンが少なくなって膣の壁が薄くなり刺激に弱くなって痛みが出ていることもあります(萎縮性膣炎)。
その他、膀胱炎が性交痛の原因であったという場合もあります。

性交のときお腹の中に痛みがでるといったときは、子宮筋腫、子宮腺筋症(子宮内膜が子宮の筋肉の中にできる病気です。)、子宮後屈(ふつう子宮はお腹の側に傾いていますが、背中の側に傾いた状態をいいます。)、卵巣腫瘍、骨盤腹膜炎や子宮とその後ろの直腸の間(ダグラス窩といいます。)の子宮内膜症といった病気を中心に検査します。

病気が見つからないのに性交痛がある場合もあります。性交に対する恐怖心などの心理的な原因で痛みを感じているケースも比較的多くみられます。

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星光クリニック(婦人科・レディースクリニック)