外陰部(性器)のかゆみがなかなか治らないといって来院される方が比較的多くおられます。治療しているのにかゆみがひかないといった場合の原因のほとんどは下着や生理用品による刺激が長く続いたり、おりものや汗の刺激による湿疹の慢性化です。皮膚が厚くなり皮膚の溝が深くなったり、色が黒ずんだ状態(慢性単純性苔癬といいます。)になっている場合もよくあります。治療には、清潔を保ち通気性がよく締め付けの強くない下着を使って刺激を少なくするとともに適切な塗り薬を使うことが必要となります。
カンジダが増えたときも強いかゆみがでますが、カンジダも正しく治療すれば1週間以内にかゆみは治まります。カンジダはかゆいのが一般的な症状ですが、炎症が強くなるとひりひりしたり痛みがでる場合もあります。
性器に強い痛みがでる病気に性器ヘルペスがあります。小さな潰瘍がたくさんできたり足の付け根のリンパ節が腫れて痛くなることもあります。また、ヘルペスと同様に小さな水疱や潰瘍ができ激しく痛む病気に帯状疱疹(たいじょうほうしん)というものがあります。ヘルペスより頻度は少ないですが、ときどきみられます。ヘルペスと帯状疱疹は皮膚の所見に特徴がありますので見ただけで区別できます。帯状疱疹を放っておくと後で神経痛のような痛みが残る場合がありますので、できるだけ早くウイルスをなくすお薬の服用を始めることが大切になります。
大阪 難波 心斎橋のレディースクリニック(婦人科) 星光クリニック
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