生理がおかしい(月経異常)

生理(月経)とは、1ヶ月に1回くらいペースで生じて自然に止まる子宮の中からの出血のことですが、これに当てはまらないときは、生理ではなく不正性器出血と言います。
また、生理と生理の間隔が25日?38日、出血のある期間が3?7日、出血の量が20?140mL、生理痛はそれほど強くないといった範囲にあるなら正常月経、どれか当てはまらないものがあるときは月経異常と言います。

生理と生理の間隔が24日以下の場合を頻発月経といい卵巣から排卵していないこと(無排卵)や排卵後にできる黄体といったものの働きが落ちている場合に起きます。
反対に間隔が39日以上のときは希発月経と呼ばれ、これも無排卵が原因となります。
さらに生理が90日以上も来ないときは続発性無月経という状態です。このときは妊娠の可能性もあるのでまず妊娠のチェックが必要となります。

生理の量を正確に測ることは難しいので、血の塊が混じっている。頻繁に生理用品を交換しなくてはならない。貧血があるといったことがあれば生理の量が異常に多い状態(過多月経)を疑います。
過多月経のときは子宮に筋腫やポリープといった病気がないかどうかをチェックする必要があります。
子宮に病気がなくても排卵に時間がかかって女性ホルモンが多く出て子宮内膜が厚くなり過ぎたときにも生理の量が増えてしまいます。
逆に生理の量が異常に少ない(過少月経)ときは卵巣から女性ホルモンの量が減っているときや子宮に病原菌が感染した中絶手術を何度も受けたなどが原因で子宮の中が癒着していることなどが原因である可能性があります。

生理の異常(月経異常)の原因は、これ以外にもたくさんありますので原因を正確に診断したうえで治療することが大切になります。

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