不正出血がだらだらと続いて止まらないといったときは卵巣から卵子が排卵していないままに生理になっている可能性が高いです。無排卵周期症ということもあります。無排卵による不正出血があるときは女性ホルモン剤を7?10日間服用しているうちにほとんどの場合、出血は止まってしまいます。
このような不正出血が1回のみで終わってしまえばそれほど心配する必要はありません。今まで規則的に生理が来ていた人でもストレスや環境の変化などが原因で排卵しない周期が混じることがあるからです。しかし、今後も頻繁にこのような不正出血が続くなら不正出血の原因をきちんと検査で確認する必要があります。
不正出血とともにお腹の痛みや膿のようなおりものもあるといった場合には子宮に細菌が感染している可能性があります。細菌感染があれば抗生物質を服用して治療します。
低用量ピルを使っている方で下痢をするなどお腹の調子が悪いときなどにもこのような出血が起きる場合があります。これは低用量ピルが体に十分吸収されなかったことが原因です。一旦、低用量ピルを飲むのを中止すれば出血も止まります。
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