生理と生理の間隔がばらばらの場合の原因と治療方法

生理がばらばらといっても生理と生理の間隔の1週間以内のズレは正常範囲内ですので治療の必要はありません。

生理不順(月経不順、不正周期)で次の生理がいつ来るか分からないといった場合には、卵巣から排卵していないか排卵の時期がばらばらであるとかといったように排卵がスムーズに行われていない(排卵障害)がその原因です。排卵はしているが、排卵後にできる黄体というものの機能が低下している場合も最も軽度の排卵障害に含まれます。

エコーで子宮や卵巣の状態を検査したり、血液検査でプロラクチン(母乳の分泌に関係するホルモンです。)や女性ホルモンなどを検査すれば、排卵がうまくゆかない原因が分かります。原因が分かれば、原因に応じた治療を行う必要があります。

プロラクチンが高い場合は、それを下げるお薬を服用します。女性ホルモンを3?4ヶ月くらい服用して、生理の規則的な周期を回復する治療もよく行います(カウフマン療法など)。また、体重が標準体重から20%以上軽いといった場合には、お薬等で治療しても薬がなくなるとまた元の生理不順に戻ってしまいますので、この場合には、体重を標準体重にまで近づける努力が必要になります。

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