40歳未満での生理の停止

日本人の閉経の年齢は45?56歳(平均約50歳)ですが、40歳になる前に閉経してしまうことがあります。早発閉経と呼ばれます。ただし、治療によって再び排卵して生理が戻ることもありますので、その場合には厳密には閉経ではないので早発卵巣不全と言う場合もあります。

まだ閉経の年齢でないのに生理が来ないといって来院される方の1%くらいに卵巣がうまく働いていないケースが見られます。卵巣の機能は、卵巣からでる女性ホルモンや脳からでる卵巣を刺激するホルモンの値を測ると分かります。

年齢より早く卵巣が働かなくなる原因には、卵胞が何らかの理由で早期になくなってしまったり、脳からでる卵胞を刺激するホルモンが減少したり、卵胞が反応しなくなってしまうことがあります。

女性ホルモンが不足した状態を放置すると顔のほてりやイライラといった更年期障害を同じ症状がでたりしますので、女性ホルモン剤を服用して治療する必要があります。女性ホルモン剤の服用はまた、骨が弱くなったり(骨粗鬆症)、動脈硬化や性器の萎縮の予防にもなります。

星光クリニック(大阪なんばレディースクリニック)