性行為でうつる病気(淋菌の場合)

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性行為でうつる病気(淋菌の場合)

淋菌はほとんどが性行為によって感染します(淋病)。クラミジアに次いで2番目に多い性病です。最初に感染する場所は、子宮頚管(子宮の入り口)です。おりもの(オリモノ、帯下)が多いとか、臭いが気になるといったことで受診される場合もありますが、自覚症状のないことの方が多いので、検査しないと感染しているかどうか分かりません。検査は綿棒で子宮の入り口をこすって行います。痛みはありません。

治療は、淋菌に効く薬を30分ほどかけて点滴を行います。ほとんどの場合、1回だけの点滴で治ってしまいます。

治療しないで放置すると子宮の奥の方へと感染が進んでゆき、子宮の中に炎症(子宮内膜炎)を起こしたり、さらにお腹の中に淋菌が入ると、そこで炎症(骨盤腹膜炎)を起こすこともあります。

淋菌は、性器以外にもノド(のど、咽頭)や尿道、膀胱にも感染することがあります。膀胱に感染するとトイレに行く回数が増えたり(頻尿)、排尿のときの痛みといった膀胱炎の症状が出ます。

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